ピアノ講座

バイエル91番、イ短調の音階

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引き続きバイエル91番へ進みます。ここではイ短調の音階の 練習も行います。

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ではバイエル62ページのイ短調の音階練習をします。イ短調とは ハ長調の近親調の一つで、平行調というのになります。平行調同士の調性 記号は同じになりますので、イ短調の場合は、ハ長調と一見同じような 楽譜に見えます。しかし、短調の音階は主音から数えて6番目と7番目 の音が半音上がったり戻ったりするので、臨時記号も必要になります。 また、短調の音階には、微妙に異なる2つが存在しているのですが、 説明すると大変難しいものですので、ここでは2つあると言う事だけ 頭に入れておいてください。臨時記号を追っていくのは大変ですが、 暗譜で乗り切りましょう。イ短調のスケールの指使いはハ長調と同じ なのですが、鍵盤と鍵盤の間隔が離れている部分も出てきます。短調の スケールは全般にかなり弾きにくいので、どうしても出来ない場合は いつか練習する事にして一旦保留にして先へ進むことにしてしまいましょう。 バイエルの中では、短調のうちで一番弾きやすいイ短調しか出てきませんし、 しかもスケールはバイエル91番の一箇所と、93番の一箇所しか ありませんので、バイエル卒業だけを考えると短調のスケールはあまり 弾けなくても大丈夫です。

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バイエル91番は、イ短調の曲で途中一時的にハ長調に転調します。 イ短調といっても、音が変化する6番目と7番目の音は最後に3つしか出て 来ませんので、それほど大変ではありません。頑張りましょう。 右手は少し弾きにくい旋律になっています。指をくぐらせる部分がたくさん あるので滑らかに弾けるように練習します。また、16分音符のメロディーライン ですのでバラバラになりやすいです。左手の伴奏とぴったり合うように 頑張りましょう。スラーの切れ目、4分音符の長さをきちんとのばすの がおざなりになりやすいので注意してください。

左手は、ベースの音を保持しておく伴奏パターンです。途中、一回だけ 同音連打の指替えがあります。リズムが崩れたりしやすいので指が 覚えてしまうくらい練習を繰り返してください。リピート1小節前には バイエル90番でやったような和音から和音へ滑らかに移る練習が 今度は左手で入っています。譜面上は一見、和音には見えませんが、 リピート2小節前、ラの音を伸ばしておいて1の指でミを弾くので、 結果的にラとミの和音になるのです。そして次の小節の一拍目には、 ラとドの和音に移るので、ここの場合は1の指をのばしたまま、ミ→ド へとつなげます。また、曲の最後の3小節には、ベースの音を滑らかに 移らせる練習もあります。他の部分は5の指でベース音を弾くので、 どうしても一回切れてしまうのですが、曲の終わり3小節前、ベース音は 5の指・ラの音で、次の小節は4の指・シの音、そして最後の小節は また5の指でラから始まるという進行になっていますので、ここの場合は 5(ラ)→4(シ)→5(ラドミドラ)の指の順番で音が切れないようにベース音だけつなげて弾く のです。難しいのですがゆっくり練習して弾けるようにして置きましょう。 どうしてもうまく行かない人は、なるべく切れて聞こえないようにギリギリ まで音を伸ばしておくようにします。

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イ短調の音階
バイエル91番

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